体癖各論 開閉型 九種

動作の基柱

腰椎4番:生殖器型

体型

全般に小柄な人が多く、年を取るとさらに縮んでくる。お尻(骨盤)の幅が極端に狭く、後ろに出っ張って(トンガって)いる。二の腕(肩から肘)、大腿(股から膝)までが太くて長い。筋肉質であり、小さいが服を脱ぐとしっかりした身体をしている。

体質

縮む、緊張する速度が速いために、体型は細く小さいのに強靭である(ずっしりとして密度が高い)。また体力が充実しているので集中力の持続が出来る。

しゃがむことが得意であり、しゃがむことで身心ともに休まる。

性格・感受性(愛憎)

九種は「烈しい」ことが特徴である。何ごとにおいても極端に陥りやすく、関心を示したものはとことん突き詰めて「極める」という方向に行く。一つのことに集中し、全体のバランスなどはどうでもよくなる。が、意外に行動した結果、調和が取れていることが多い(勘が鋭い)。

「何故そうか、どうしてそうなるのか?」という探究心が旺盛であり、疑問に思ったら根源的な理由・原因に突き当たるまで深々と掘り進む。これと対照的に五種体癖などは「浅い理由」でも納得できるが(というよりもその辺で妥協し、サッサと「納得⇒行動」したい)、九種の場合はどんな小さな理論的躓きや食い違いも見逃さずにしつこく食い下がって追及する。

物事をゼロか百かという観点で捉えやすく、そして「命懸け」という生き方を好む(オール オア ナッシング、デッド オア アライブ)。

気に入ったものを溜め込む癖がある。人によって様々だが、「これは」と思ったものをどんどん買い溜めして、一生で使いきれないほど所有することがある(そして持っていることを忘れてしまう)。今までに筆者が会った人では、日本刀を30振以上も買って持っている武道の先生や、一円玉をお菓子箱に満杯になるまでいくつも集めて、大人になってから銀行で換金した九種の子供がいた。

このように例を挙げていくと、発達障害の一つであるアスペルガー症候群と九種体癖の特徴は重なる部分が多いようである。が、アスペルガーが身体的特徴を診断材料に含まないために、「同じもの」かどうかは不明である。

着衣はダーク系、モノトーンを好んで身に付け、上から下まで全てにこだわりを持ち隙のないコーディネートをする。同じ服、同じ格好を続けることが多い。

人付き合い

疑り深く、信用できる相手は(直感でふるいにかけられて)、ごく限られる。

しかし一度信用してしまうと、後で騙されたり、裏切られるようなことに出会っても「必ず何か理由がある筈だ」などと思い、どこまでも信じようとする。疑り深さと矛盾するようだが、騙されやすく傷つきやすいのも九種の特徴である。

また社交辞令や、お義理の付き合いができない。心の深いところでつながれる人や、用がある人以外には会いたがらない(「偏屈」に見られやすいが、「純粋」というのが正しい)。

自分が贈り物をするときは、外装(包みや封筒)は気にせず実(じつ)のあるもの(相手にとって価値のあるもの)を見分けてサッと送り、あとは何も言わない。貰うときにはくれた人の「心」につよく反応する。どんなに高価なものをプレゼントされても、そこに義理や打算があるとすぐわかり嫌な気がする。その反面、心のこもったものには客観的価値を度外視して深く感動する(目に見えない「質(≒氣)」にこだわる)。

生き方(職業)

人のやらないことでも、興味が沸けばかまわずやり通し、後から道ができてくる。

集団行動ができない(「苦手」ではなく「できない」)。他人の価値観に従がって動くことを好まず、いつでも自分で感じ、考えたことを実現する方向に生きようとする。

このような生き方ができないと、エネルギーが内向してさらに圧縮されると、「うつ」になったり、突如爆発的な行動(アクティングアウト)をすることがある。その行動が社会的に生産性のある行動になることもあるし、反社会的、暴力的な方向に流れることもある(善人・悪人ということを超えて、力が有り余る)。そういう観点から、「ガス抜き」が重要な体癖である。

疲労傾向と対策

一定期間、自分が「感じた」ように動けない生活が強いられると草臥れて、弱ってくる。

疲れたら一人になること(締め切った部屋でうずくまるなど)。周りはそっとしておくしかない。

九種が濃く表れている人物

川上哲治 岡本太郎 土門拳 野口晴哉 塩田剛三(合気道) 犬養毅 勝海舟 豊臣秀吉 ヒトラー スティーブ・ジョブズ シェイクスピア シータ(天空の城ラピュタ)