注意事項
当院で行なっている整体法の個人指導や活元運動の指導は、整体法(野口整体)の理念を理解し実践しようとする人に対し実践補助として行うものです。このような事情から下記に該当する方の指導は当院ではお受け致しかねます。事前にご一読ください。
各項目をクリックしていただくと解説がみられます。
自分の心と体に主体的に取り組む意志のない方
当院の整体は治療技術として受動的にやってもらうものではなく、自分の健康を自分で保つために自ら学び実践するものです。そのため自分で自分の体を整えて生活をしようという主体的な意欲のない方への指導は行っていません。初心のうちは他動的に体を整え、「整体(=体が整っている)」の感覚を学ぶことが肝要です。やがては自分の健康を自分で保つことができるように、身体感覚を敏感にし、少しの異常にも即反応して修正できる、自律機能の十分にはたらく身体を育てることが目的です。整体指導は病院の治療の代替行為ではなく、むしろ芸事や楽器の演奏を習うようなお気持ちでお越しいただく方が誤解が少ないように思います。興味本位や体験目的、また手技の技術を学ぶことが目的の方
近年「野口整体」の情報をネットや雑誌等で見かけて「不思議な治療法」や「変わった健康法」として整体法に興味を持たれる方が増えています。そのため「野口整体はどんなことをするのか?」という興味本位で当院の整体指導を申し込まれることがあります。残念ながら「野口整体に興味があるので施術をお願いします」というご要望にはお応えできません。ご本人の中に具体的な悩みや乗り越えたい問題がないと、こちらも具体的な援助ができないからです。
また野口整体の(治療技術としての)手技を学びたい、といった目的で整体指導を申し込まれることもありますが、こちらもお断りいたします。
「向精神薬(睡眠薬を含む)」「ピル(経口避妊薬)」「降圧薬(血圧を下げる薬)」を服用中の方
過去に上記の薬を服用中の方に整体を行いましたが体がノーマルになりませんでした。体を敏感にして自律機能を発揮させようとする整体と、外からの物質的な働きかけで帳尻を合わせようとする薬物療法は根本的に矛盾します。したがって上記以外にも当院の整体法にそぐわない薬物治療を受けている場合もお断りする場合がございます。
心臓ペースメーカーのような精密医療機器を体内にお使いの方
体が活性化すると排泄作用も高まります。人工物や機器で生体のバランスを保っている場合、整体の刺激によって現在の均衡が崩れるおそれがありますので、安全上面の配慮からお断りしております。歯の治療材や白内障治療の眼内レンズなど軽微なものはこれまで大きな問題はありませんが、心配な方はおやめください。歯列矯正中の方
全身の骨は内外の環境に適応すべく絶えず動いています。よって歯の矯正でもその刺激は全身の骨格へと波及します。そのため身体への刺激を通して骨格をはじめ、全身の動きを協調的に整えようとする整体法と歯列矯正の併用はお勧めしません。その他・現在お持ちの価値観や考え方、主義主張などが当院の整体指導を受ける上で不適と判断した場合
当サイト上で繰り返し書いていますが整体法には独自の体の観方や健康観、生命に対する考え方などがあります。これらに一定のご理解を示さない方に対し整体指導は行えません。また一定期間指導を継続しても価値観や思考の切り替えが難しい方がおられますので、このような場合は途中であっても指導を打ち切らせていただく場合がございます。「生命に対する礼」を共有できない方
当院の指導を希望される方の中にときおり「代金を払ってサービスを受けるのに指導者に頭を下げる」ということに抵抗感を持つ方がおられます。このような考えは戦後民主主義と拝金主義の悪弊であり誤りです。整体の「生命に対する礼」というのは他者に頭を下げることではなく、今日の自分の生命に対し感謝と畏敬の念を持つことが根本義です。整体の根本理念はお互いの生命を大事にしていくことです。お互いの生命を大事に思い「自然の健康を保つ」という尊い目標に向かって協力していくためには礼の心が不可欠です。生命に対する礼といっても社会一般の良識の範囲から逸脱するものではなく、こうした人としての基礎的な素養のない方は指導を行っても実りがありませんのでお断りいたします。
以下に該当する方はメールに詳細をお書きの上ご相談ください
病院で何らかの治療を受けている方
病院で行っている治療が当院で行う整体と並用が難しいと判断した場合は、治療が完了してから改めてお越しいただくようにご案内する場合がございます。歯の治療中の方
虫歯などの単発の治療ならあまり支障がありませんが、歯列矯正のところで述べたのと同様の理由で歯の治療期間中に整体指導を並行利用することが難しい場合がございます。何らかの薬を服用中の方
使用される薬の種類や強さによっては、整体の効果が上がりにくくなったり、反対に薬の効果を阻害したりすることがございます。事前にどのようなものをどういった目的で使用されているのかをお伺いして、広い視野のもとで指導の可否を判断いたします。漢方薬も同様です。上記の3つに該当する方は、お申し込みのメールに詳細をお書きのうえご相談ください。
2024-11-20