せい氣院

はじめての方へ

人はどんな時に不調を訴えるのでしょうか?

病気の原因として免疫力の低下や不摂生など、生活習慣を理由とする見方が一般には浸透しています。

このような視点は症状の表面を追ってはいるのですが、根本(全体性)を捉えきれていません。

では免疫力の低下はなぜおこるのでしょう。不摂生になってしまう原因は?

当院では一般に原因とされるところからさらに個人的な部分にその原因を探っていきます。このことから、たとえ同じ病名がついていてもその原因は個々人で全く異なるということがご理解いただけると思います。

病とは調和を取り戻すためのプロセス

人を動かしている意欲や勢いが生き生きと見えるとき、心と体、思考は一体となって動いています。

反対に、人が不安や怒り、潜在している観念に動かされているとき調和は乱れ、その調和を取りもどすために病気とされる様々な不快症状が現れます。

「病」と呼ばれるものの大半は心理と生理が乖離しかかっているような状態から、心身の一体感を取り戻すために起きていると言っても過言ではないでしょう。

一般に人が病症に悩むときには「私には何も問題がないのだけど、何らかの原因により体に故障している部分がある」と考えるようです。

ですが調和という大きな視点に立ってみると、表面に出てきた症状を単に体だけの問題とするのは木を見て森を見ずというのと等しいと言えます。

一連の流れを全体として捉えると、病と再生はいつも連動して自我を再構成しながら人格の成長を促しているのがわかります。

再生の歩み

病気になったらそれを解消しようとするのは自然な思考回路だと思いますが、病に至った経路を紐解いていく過程で大きな変化が起こります。

それは時には非常に耐え難い苦痛を伴ったり、目を背けたくなるような感情と向き合う場面もあるでしょう。

この過程を注意深く観察していくことがユング心理学でいう個性化につながっていくわけですが、これについては他のページでご説明することにします。

整体法では薬に頼らないということだけが一人歩きして、その本質を勘違いされることがよくありますが、その実態は病気をただそのままにしておくということとは違います。

どのように違うのか、まずはここからが整体法の始まりです。

ほとんどの方が今まで育ってきた環境は科学的医療が浸透した世界でしょう。

ですがその世界を少し忘れて、見方を変えてみる。

病など「悪いと思い込んでいたもの」にとらわれるではなく「その痛みが心身の中でどういった働きをしているのか」を考える。

「木ではなく森」の方に目を向けてみると色々なことが新鮮に感じるかと思います。

頭ではなく、心身を通して「ああ、こういうことだったのか」という理解が進むと、ご自身の裡に興味が湧き、可能性というつぼみが此処彼処にあるのが実感できるのではないでしょうか。