せい氣院

当院について

当院では自身の力を充分に発揮できる心と体を育てることを目標に、主に整体法と心理カウンセリングの手法を採用し、対話と手当てを行なっています。

はじめは整体院としてスタートした当院ですが、体を整えるということに取り組んでいくと間もなく、身体だけを扱うということに限界を感じるようになりました。

そして、これまで「治療とは何か」また「治る」ということに不動の正解を求めてきましたが、残念ながら「この病気にはこの薬(手技・考え方)」というような、個人を無視したような答えはないのだということがわかってきました。

それは人に心があるからで、その心は身体と複雑に関わり合い、その人を形成し、常に変化しているからです。

整体法で潜在意識教育というものを主軸の一つとして扱っているのはそのためです。

心が複雑ということに関してはすんなりと同意する人が多いと思いますが、一般に体に対しては自分の統制下にある「モノ」のように考えている印象を受けます。

普段は自分の意思で動かしている体に、都合の悪いところが出てくると車を修理に出すように投薬や医療の世話になるという具合です。

こう言った考え方はとても便利なのですが、例えば子供が転んで擦り傷をつくった場合、消毒液を塗って終わり。で果たして問題は解決しているのか。

このとき子供が「なぜ転んだのか」ということに注目している人がどれだけいるでしょうか。転んだということは何らかの理由で体に偏りがあることを表しています。

体に偏りあるということは、大なり小なり何らかの原因で精神的ストレスがかかっていると見ることができます。

もっと細かく言うと、問題の大小など関係なく観察する側が先入観を持たずに「相手の目線でその世界を捉えられているか」ということも重要になってきます。

こういったことから、病症の本当の原因を探るという点で「治る」ということを考えていくと、症状が出ている部分をパーツとして扱うだけでは解決が難しいという現実に直面します。

ですから、患部や不快感を体の故障としてモノを扱うように部分的に整えても、すぐに元に戻ってしまったり、なかなか快方に向かわないということが出てきます。

どうやって治すのかという「方法」は、どうしてそうなったのかという経緯を主観的に受け止めたその時から自然に見えてきます。

心理と生理のバランスを身体感覚を育てていくことで整える

そこに至るために当院では、体を整えて生活することの重要性を深く理解し、活元運動の実践によって身体感覚を育てることを奨励しています。

こうした生き方は古くは禅や老荘思想などにも同質のものが見られ、決して野口整体だけのものではありません。

「このような生き方」は頭が忙しい現代においては容易ではありませんが、正しく発心することで老若男女を問わず、またあらゆる社会的立場を超えて、どなたにも等しく可能性を有しています。

科学的に検査し、診断してもらうという工程を、自身の力で発見していくことが自然治癒のプロセスと捉え、そのお手伝い、補助をするのが当院の役目であると考えています。